親を超えてもらうために飲むワイン

| | コメント (0) | トラックバック (0)

木曜日、子会社の社長とオレゴン・バー&グリルで飲んだ。この1年、子会社はすごく頑張ってきた。その”ご苦労さん会”。見た感じ『焼酎オヤジ』って感じのガテン顔なんだけど、僕の秘書が確認したらワインが好きと言う。
え~、??、と思いつつ、オレゴンへ。僕一人でこのガテン顔オヤジの対応は大変そうなのでもう一人、管理部の部長をお供に連れてった。

ドメーヌ・ドルーアン・アーサー今夜は彼&彼の会社の活躍に期待を込めたワインを開けた。フランス・ブルゴーニュの名門『ジョセフ・ドルーアン』。ブルゴーニュはワイン造りに最適な地なれど、土地は狭くこれ以上の拡大はない。4世代目となるロベール・ドルーアンは考えた。彼は1960年代から世界各地を回り、ブルゴーニュと似ている気候や土壌の地を探し求めた。そして行き着いたのがオレゴン。このオレゴンの地にドメーヌ・ドルーアン・オレゴンを創設し、愛娘のヴェロニク・ドルーアンを着任させた。

僕のブログで何度も紹介してきたドメーヌ・ドルーアン。今や本国の親を超えたと僕は思ってる。今夜は子会社の社長に、「子が親を超えてもいいんだよ! 親を超えてね!」と檄を飛ばしドルーアンを飲む。

最初は蛤を焼いたのに合わせ、白・シャルドネ『ドメーヌ・ドルーアン・アーサー』でスタート。ミネラルがたっぷりとしていてバターの香りがほのかにするブルゴーニュ・ムルソーのような感じ。まっとりと飲みたかったのですぐにクーラーから上げて卓上に出した。温度が上がるに連れ、よりミネラル感じが心地よくなってきた。造りの悪いシャルドネは温度が上がると妙に酸が目立つようになるけど、ドルーアンはさすが。温度が上がるほどに艶っぽくなる。満足な逸品。写真の右上に見える縦に赤い線は東京タワー。汐留の42階から東京タワーを眺めて飲むドルーアン。感動の極み。

ドルーアン・オレゴン ロレーヌ
続いて開けたのは、ヴェロニクの長女の名前を付けたドルーアン・オレゴンのトップキュベ『ピノ・ノワール ロレーヌ』。これは毎度ながら最高のピノ。ヴェロニク本人は「シャンボール・ミュジニーが理想的なピノ・ノアール」と語っており意識しているみたいだけど、僕はもっとヴォーヌ・ロマネなどの香りを感じる。ブルゴーニュの上質なワインに特有の鉄分や血、獣臭などがかすかに香り、最高のワイン。今夜のヴィンテージは2003年だったけど、自宅には2000年を木箱で1箱、持ってる。それほどこのロレーヌには入れ込んでいる。大好きなワイン。

そしてノンベーな我々3人は最後にもう1本。元ロックンローラーが米国ワシントン州で造る銘酒『K Vintners』のシラーを開けた。ヴィオニエは大好きでよく飲むんだけど、シラーは初めて。レストランの可愛い女性スタッフのお薦めもあり開けてみた。

K Vintners シラーう~ん、うなるような力強さと果実の凝縮感。ここまで2本、上品なドルーアンを飲んできたのとの対比としては最高! パワフル、かつ果実味という点では対極な繊細さも併せ持つ。1年の成果を労う宴だったんだけど、過去を喜んだり懐かしんでる場合じゃなく、今年もガンバレ~~、ってワインに言われてるような感じ。どこまでも深く強いワイン。でも喉を通過する際に果実である事を伝える凝縮された香りが鼻に上がってくる。素晴らしいシラーだな~ 南仏のシラーの銘酒『コート・ロティー』をもう少しボリュームを持たせたような感じかな。

と、気付けば3本のワインを飲み干し、幸せな夜を終えた。そして帰り道、今夜の主役の子会社の社長を電車に乗せた後、ウルトラノンベーな僕と管理部長は二人でワインバーに立ち寄ってしまった。あ~あ、もう十分に飲んできたじゃんか! なぜか足が行き付けのそのワインバーに向かっちゃったんだよね~ いい歳した中年二人が意味不明な行動~ そこで彼は南アフリカのワインを2杯、僕は南仏・ラングドックのワインを2杯飲んだ。体中にブドウのエキスを流し込んだ夜。ワインのある人生は楽しい。

さあ、明日も頑張ろう~~っと!

0 TrackBacks

Listed below are links to blogs that reference this entry: 親を超えてもらうために飲むワイン.

TrackBack URL for this entry: http://www.heartnotemusic.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/85

コメントを残す

About this Entry

This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年5月 4日 12:03.

スペインの風、『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス』 was the previous entry in this blog.

さあ連休、今夜はシエラフットヒルズのワイン is the next entry in this blog.

Find recent content on the main index or look in the archives to find all content.

Powered by Movable Type 4.01