ニコルスの1997年で酔う日曜日

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ニコルス ピノ・ノワール
今夜はカリフォルニアのピノの逸品、『ニコルス』のピノ・ノワールで幸せに酔った~ ニコルスは新興勢力なれど1993年のファーストリリースより話題を集めてきたワイナリー。何年か前にニコルスさん本人が来日され、ご本人のサイン入りのワインを買った記憶がある。

今夜のニコルスエドナヴァレーの1997年。長い名称「ニコルス ソレイユ&テロワール ピノノワール "エドナ・ランチ・ヴィンヤード" エドナヴァレー 1997」が付いてるけど、サンフランシスコの南、モンタレーの近くで造られたワイン。

開けた瞬間、南仏の古酒、ポール・ジャブレーの『ラ・シャペル』の古いヴィンテージのようなレンガ色、エンジ色の輝きと、そしてブルゴーニュでも本当の高品位なワインにだけ与えられるような古酒の香り。でも1997年なのでまだ11年。そこまでの熟成香がするのかと、ちょっと心配&弱気になった。

味わいはほんと、南仏の古酒。あるいはブルゴーニュでも本当に年数が経ってきれいに熟成した古酒って感じ。まだ11年物。ノンフィルターって書いてあったけど、それが影響してるのか、ほんとにフランスの20年物、30年物の古酒と識別は難しい。傷んでいる酸とは明らかに違う、熟成した良質なワインだけが持つ独特の酸がある。

最初、酸がやや立った感じもしたのでデキャンタージュしたんだけど、大ぶりのリーデルのブルゴーニュ・グランクリュのグラスを用意し、そしてトマトソースで煮込んだロールキャベツが出てくると、一気に表情を変え、古き良き時代を伝える語りべのような味わいに変わった。

 レディー・マドンナ時を経て熟成するワイン。我々人間も歳をとるごとの熟成感は大事だよね~ 人はそれぞれその年齢や経験に応じた役割や活躍の場があるはず。老け込んじゃいけない!、って想う今日この頃。なんかまたまた南仏やブルゴーニュの古酒収集にハマっちゃいそうな嫌な予感~

そして最後の締めは先週同様、まだノイリープラット(ドライベルモット)が調達出来てなくてスタンダードなボンド・マティーニが造れないので、やむを得ず『レディー・マドンナ』。

今夜のワインは1997年。その当時、僕はまだまだ仕事の行方が混沌としていて成功するんだか時代の荒波に打ち消されて消え去るのか、よくわからず死に物狂いで格闘していた時期だ・・・ 何とも深い夜だな・・・

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This page contains a single entry by Keiichiro Katayama published on 2008年5月25日 23:54.

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