スペインの風、『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス』
このところ、どうもスペインが若干のマイブームって感じ。先週の金曜日に仙台のワインバーでスペイン・プリオラートのワインを飲み、昨日(月曜日)は『グレープチョイス』でルエダの白ワインを飲み、何か気になるんだよね~
で、今夜はリオハに対抗する銘醸地として世界中に話題を馳せているリベラ・デル・ドゥエロのワイン『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス 2002』。超高価なカルトワイン『ヴェガ・シシリア』などを産む銘醸地。今夜のこのワインは裏面のラベルによればティント・フィノ(テンプラニーリョ)が 90%、カベルネ・ソービニョンが 10%。
さてこのワイン、もっとテンプラニーリョのスパイシーさや凝縮感が出るかと思ったけど、予想に反してかなりスムースなワイン。渋味も少なくやや酸が強め。老成したシラー系の雰囲気すらある。
グラスに対してかなり敏感だった。最初、リーデル社のヴィノムエクストリームの カベルネ/メルロで飲んでたんだけど、どうも酸が立った感じで気になる。そこで、「どんなワインでも香り立たせる!」とか雑誌で書かれて最近話題の同社のオレゴンピノのグラスを使ってみた。そしたら摩訶不思議~~ 酸が落ち着いてブドウらしい果実味も表に出てきた。
スペインは元々、地場の土着ブドウであるテンプラニーリョ(ティント・フィノ)やガルナッチャ(南仏で言うグルナッシュ)を使ったワインが主体なんだけど、このリベラ・デル・ドゥエロではカベルネ・ソービニョンなどのボルドー品種の栽培も盛んで、これらをティント・フィノに混ぜて複雑味を出しているワインが多い。
世界各地、ほんとにいろいろなブドウがあり、いろいろな個性がある。これがワインで世界一周する醍醐味! ”ワイン気狂い道”は止まらない~~~(困ったにゃあ・・)
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