汐留の摩天楼で両腕の男どもと飲むオレゴンワイン
木曜日は僕の会社の右腕、左腕とも言うべき男ども二人とワインを飲んだ。場所は汐留シティセンターの最上階・42階にあるオレゴン州政府の全面的なバックアップで日本に誕生したオレゴンワインと炭火焼グリル料理のレストラン『The OREGON Bar & Grill』。大手町で3人揃って会議に出たあと、飲みに出た。そう言えば昨年末、デビッド片山なるオーストラリア人が突然親戚だと名乗り出てきて日本で会い、そのデビッド夫妻と飲んだのもこのレストラン。
前菜に合わせまずは、ブルゴーニュの名門ジョセフ・ドルーアンがオレゴンで立ち上げたワイナリー、ドメーヌ・ドルーアンのシャルドネ『アーサー(Arthur)』からスタート。ドルーアン家の長女、ヴェロニク・ドルーアンがオレゴンで立ち上げているワイナリーなんだけど、このシャルドネの『アーサー(Arthur)』は、ヴェロニクの長男の名前。長女の名前からとった赤ワイン、ピノ・ノワールの銘酒『ロレーヌ』のロレーヌは長女の名前。ヴェロニクは子供に想い入れがあるんだね~~ で、僕は家にはロレ-ヌは木箱で取り寄せていてかなり本数を持ってるけど、シャルドネは初体験。これはちょっと感動物! ニューワールドとは思えない。とっても上品できれいな酸が溢れ、そして温度が上がってくるとアーモンドやナッツ、蜂蜜のような香りも出てきて複雑さが増す。何とも官能的なワイン。さすがドルーアン!
続いて2本目は、オシドリ夫婦のタナヒル夫妻が2001年に立ち上げたワイナリー『フランシス・タナヒル(Francis Tannahill)』の珍しいシラー(2004年)。恐ろしいほどの凝縮感と力強い果実味。素晴らしいワイン。言われなかったらオレゴンとは当らない。オーストラリアなどの強烈なシラーとは違う上品な力強さ。南仏系そのものという気がする。コート・ロティとかではなくエルミタージュとかが一番近いかな。まだ日本ではほとんど出回ってないそうで、レストランにも1本だけとの事。ソムリエの石塚さんの心づかいで出していただいた。僕の会社の両輪、粋でエネルギッシュな男二人を連れて飲んだけど、まさにこの二人にピッタリのワイン。さっそくこのワイン、手配しちゃいました! 飲んだのは2004年だったけど、2002年も入手出来た! 2001年にワイナリーを立ち上げて、この2002年がファーストヴィンテージらしい。届くのが楽しみ~~
そして我らが『フォアグラ肝臓ブラザーズ』3名はまだもう1本! 2本目のタナヒルのシラーが強烈だったので選択は迷ったけど、ベルグストロームのピノを開けた。このベルグストローム、僕は2005年の春、いくつかのヴィンヤードのものをまとめて購入したんだけど、その当時飲んだ時にはかなり強烈な強さ、アルコール感があって、ピノにしてはちょっと行き過ぎの感もあったと記憶している。メモを見る限り、2003年物を飲んでいる。それに対してこの夜飲んだのは2004年。久々に飲んだベルグストロームは深~い。グッと引き込まれるような香りがあり、ベルグストローム独自の深遠なる世界へ引き込まれていく。直前にシラーを飲んでいたことを忘れさせるような凝縮感があり素晴らしい。
と、今夜はまたまた個性豊かな3人で、ワインもまったく違う3種類の個性を摩天楼の夜景といっしょに楽しんだ。このレストラン、ワイングラスで有名なリーデル社がリリースしたまだ日本未発売の『オレゴン・ピノ』っていうグラスを持ってる。これで飲むオレゴンのピノはほんと、香しい。素晴らしい夜を過ごした。
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