パソ・ロブレスのローヌレンジャー、『ラヴェンチュア』
今夜はカリフォルニア南部、サンフランシスコからロスへ向かってサンタバーバラの手前、パソ・ロブレスの地のローヌレンジャーと言われる南仏系ぶどうによる醸造の銘酒『ラヴェンチュア』のトップキュベ、『L'Aventure Estate Cuvee 2005』を飲んだ。南仏系品種であるシラーを 52%使い、残りをカベルネ 40%、プティヴェルド 8%という絶妙な配合。アルコール度数が 15.6%と極めて高い強いワイン。アルコール自体の強さもあるし、シラー特有のスパイシーさもあり、強烈な個性を持つワイン。ロバート・パーカーがその潜在力を評価し 94点を付けたワイン。あまりの強さ、個性に今夜はちょっと料理が負けた感があるけど、10年後をぜひ見たいワイン。
このところ、ナパのシャトー・マルゴーと言われる『スポッツウッド 2004』、オーパスワンの対抗馬とも言われる『シルバーオーク 2002』、そしてパーカー一押しの今夜の『ラヴェンチュア 2005』と、若いけど潜在性の高いワインを飲んだ。でもやっぱりカリフォルニアワインも瓶熟するんだと思う。2002年に自分たちのカリフォルニアワインのレストランを閉めた頃にまとめて買った各種の90年代のワインがいま本当に美味しい。カリフォルニアこそ、フランスよりももっともっと熟成が効くワインなのかもしれない。
人にもワインにも年輪による味わいがある・・・ この前も書いたけど、人もワインも、その10年後、20年後の姿を見極めるのって、すごく難しい。奥が深い・・・
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